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市場ニュース 2026-08-27

市場2026-08-27

【市場・株式】【市場・金利】【市場・為替】米国【政治・金融政策】

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目次
  1. 今日の地合い
  2. Snapshot
  3. 今日の主題
  4. NVIDIA、実績・ガイダンスとも予想超えも株価は「織り込み済み」で伸び悩む
  5. 米国の物価・消費指標が上振れ、金利とドルが上昇
  6. Watchlist
  7. 出典

今日の地合い

Snapshot

項目 水準・前日比 投資上の意味
日本株(日経225) 66,262.16円(+405.73円、+0.62%) 銀行株中心の買いで続伸。NVIDIA決算への反応は27日の寄り付きで試される
米国株(ダウ/S&P500/ナスダック) 53,464.59(-0.21%)/7,681.21(+0.05%)/26,130.20(-0.08%) NVIDIA決算(引け後発表)を控え方向感に乏しい様子見商状
ドル円 159.38円(前日比+0.10%) 強いインフレ・消費指標を受けた金利上昇でドル買いが優勢
米10年金利 4.665%(前日4.637%から上昇) コアPCE加速・GDP改定値上方修正でインフレ粘着観測が再燃
原油(WTI) 81.97ドル(-0.39ドル、-0.47%) 中東緊張後退の流れが続くも下げは一服

今日の主題

NVIDIA、実績・ガイダンスとも予想超えも株価は「織り込み済み」で伸び悩む

米国時間26日引け後、NVIDIAは2027会計年度第2四半期(5-7月期)決算を発表した。
売上高は962億ドルと前年同期比106%増・前四半期比18%増となり、市場予想(920億ドル台)と会社ガイダンス(910億ドル±2%)をともに上回った。
柱のデータセンター部門は890億ドル(前年比117%増)で全体の9割超を占め、非GAAP粗利益率は75.0%と高水準を維持した。
EPSは非GAAPベースで2.22ドル(前年1.01ドル)、GAAPベースで2.46ドルだった。
市場が特に注目していた次期(8-10月期)ガイダンスも1,080億ドル±2%と、アナリスト予想平均の1,040億ドル前後を上回る強気の水準を示した(NVIDIAニュースルーム、TIKR)。

それでも決算発表後の時間外取引ではNVIDIA株が下落する場面が見られた(日経CNBC)。
好決算・好ガイダンスにもかかわらず売られた背景には、同社が今回もガイダンスに中国向けデータセンター売上を一切織り込まない方針を継続したこと、そして株価がすでに期待を織り込んだ水準まで買われていたことがあるとみられる。
NVIDIA決算はAI関連投資全体の体温計として位置付けられており、27日の東京市場でも半導体・AI関連株の値動きを左右する最大の材料になる。

コア数値: 売上高962億ドル(前年比+106%、前四半期比+18%、NVIDIAニュースルーム)。
データセンター890億ドル(前年比+117%)。
非GAAP EPS2.22ドル(市場予想2.09ドル前後を上回る)。
Q3ガイダンス1,080億ドル±2%。
Q3コンセンサス約1,040億ドル(TIKR)。

米国の物価・消費指標が上振れ、金利とドルが上昇

26日発表の米経済指標は総じて強い結果となった。
7月のPCE(個人消費支出)価格指数は前月比+0.2%と6月の-0.1%から反発し市場予想(+0.1%)を上回った一方、コアPCE価格指数は前月比+0.2%(6月+0.1%、予想通り)とインフレの伸びが再加速した。
あわせて発表された7月の個人所得は前月比+0.4%(予想+0.2%)、耐久財受注は+1.1%(予想+0.5%)とそろって市場予想を上回り、4-6月期GDP改定値でも個人消費(年率)が+3.4%(速報+3.2%から上方修正)となった(ダイヤモンド・ザイ)。

一連の指標は「インフレは根強く、消費と所得も底堅い」というシグナルとなり、FRBが早期に利下げを進めにくいとの見方を強めた。
この結果、米10年金利は指標発表前の4.61%台から一時4.66%台まで上昇し、ドル円も158円90銭台から159円30銭台まで上昇するなど、金利・為替が素早く反応した。
株式市場はNVIDIA決算を控えていたこともあり反応は限定的だったが、金利敏感株や高PERのグロース株にとっては逆風となる材料である。

コア数値: 7月PCE価格指数(前月比)+0.2%(6月-0.1%、予想+0.1%、ダイヤモンド・ザイ)。
コアPCE価格指数(前月比)+0.2%(6月+0.1%、予想+0.2%)。
7月個人所得(前月比)+0.4%(予想+0.2%)。
7月耐久財受注(前月比)+1.1%(予想+0.5%)。
4-6月期GDP改定値・個人消費(年率)+3.4%(速報+3.2%)。
米10年金利4.61%台→4.66%台、ドル円158円90銭台→159円30銭台(みんかぶFX/為替)。

Watchlist

期間 確認項目 注目水準・イベント 見方が変わる条件
短期(8/27寄り付き) 東京市場のNVIDIA決算への反応 アドバンテスト・東京エレクトロンなど半導体関連の値動き 大幅安なら連想売りが波及、限定的なら株高継続
短期(8/28午前、米国時間) ジャクソンホール会議、ウォーシュFRB議長の就任後初講演 インフレ・利下げペースへの言及有無 タカ派的なら金利再上昇・株安、中立〜ハト派なら株高
短期(数日内) 米長期金利とドル円の動向 米10年金利4.7%接近、ドル円160円接近 さらに上昇すれば高PER・グロース株の重荷に
中期(9/17-18) 日銀金融政策決定会合 1.00%→1.25%への利上げ実施の有無 利上げなら高PER株・円安関連株に逆風
中期(9月以降) NVIDIAの中国データセンター売上の扱い ガイダンス復活の有無、対中輸出規制の動向 復活すれば上振れ材料、規制強化なら不透明感が継続
📘 今日の学習(クリックで展開/全員必読ではありません)

好決算でも株価が下がるのはなぜか——「織り込み済み」という考え方

NVIDIAは26日、売上962億ドル・データセンター890億ドルと市場予想を上回る決算を発表し、次期ガイダンスも1,080億ドルとコンセンサスを超えた。
それでも株価は時間外取引で下落する場面があった。
市場参加者は「今何が起きたか」だけでなく「事前にどこまで期待していたか」との差で株を売買するため、期待値がすでに極めて高い銘柄では、額面上の好決算だけでは株価を押し上げる材料にならないことがある。決算の絶対水準ではなく、期待値との相対評価で株価が動くという原則は、高PER・高成長株全般に当てはまる。
逆に期待値が低い銘柄では、小幅な改善でも株価が大きく反応しやすい。

出典